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赤坂・六本木
赤坂 白亜ビル
1962 - 1964
1962(昭和37)年7月、東京都港区赤坂にて(株)アドブレーン誕生。
創業者・佐々木幸三は、美術作家によるアトリエ制作が主流だった広告デザイン業界に、デザイン・コピー・フォトの専門職をユニット化したプロダクションシステムという新風を吹き込む。
「自分だけで一体何ができるのだという思いが常にあった。能力のある人間を組み合わせて力を発揮すれば、個の力でやる以上にいい仕事ができるのではないかというのがアドブレーンを創業する発端でした」(佐々木)
当時は日本経済が驚くべきスピードで高度成長を続け、大量生産、大量販売を支える広告業も一躍脚光を浴びる。急増する需要に高いレベルで応えるために、デザイナー・コピーライター・カメラマン3者のスペシャリストが必要と考えた佐々木は、その集合体を組織化して、お互いの個性が共鳴する広告プロダクションを設立した。
わずか7名の精鋭でスタートした小さなオフィスだったが、翌年には早くも電通との取引を開始。
1964年には、六本木の一軒家に移転。200坪ほどの庭を持つ私邸を借り上げ、若きスタッフは文字通り寝食を共にしながらスキルを磨いていった。
「洋風に改造された日本家屋を借りた。庭も広くてね。あの頃は、仕事と遊び感覚のバランスがありました」(佐々木)
畳を上げて板張りにして絨毯を敷いた、一軒家のオフィス。夏は暑くて冬は寒い環境の中、月曜日に来たら土曜日まで帰らない。庭でゴルフやバトミントンを楽しみ、社員の結婚パーティーも行われた港区麻布龍土町 (現在の六本木七丁目)で、アドブレーンは地歩を確立していく。
時代は高度経済成長期で、広告もまさに黎明期。増え続ける制作の需要を支え、スペシャリスト集団としての歩みをはじめていく。
丸美屋ビル
1968 - 1994
銀 座
銀座へ
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1968年、社員数も増え、オフィスも手狭になったことから銀座一丁目に移転。そこからの数十年は、バブル期を経て広告業界が全盛期を迎えた時代だった。
1969年には、(有)アドファとの経営統合を経て、写真・写植の各部門を発足。企画・制作部門との高度な分業化を推し進めて、広告制作の総合グループとしての陣容を整える。
業務拡大に伴い、仙台・千葉・新潟・静岡などに分室や関連会社を設立。「地方の時代」とも呼ばれた地域活性化にいち早く対応した。
記念品:ワイン
20周年
1986年からは、制作・営業本部を置く銀座に加え、新富町にもオフィスを構える2拠点体制に。
業績好調の百貨店広告に特化した「スリーエス」、セールスプロモーションにきめ細やかに対応する「エフヨン(F4)」、コピーライティングとプランニングを担う「C組」など、新富町オフィスでは広告制作の多様化に応えるさまざまな専門部署が活躍する。
また、「アドブレーン展」、OAC加盟、新人研修セミナーの実施や、研修施設・一碧寮(静岡県伊東市)オープン、周年パーティーや大運動会の開催など、社内体制・福利厚生も充実。
遊び心あふれるクリエイティビティが養われていった。
新富町
富士ビル
1986 - 1994
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30周年
記念品:定規
築地・湊
サンライトビル
1994 - 1996
細田ビル
1994 - 2002
新橋・銀座
COI新一ビル
2002 - 2016
天國ビル
2002 - 2011
燃料会館ビル
2004 - 2011
バブル経済が崩壊した1990年代、広告業界も氷河期へ。
1994年築地に移転したアドブレーンも苦境の時代に。
この状況を救ったのは、新規導入した2台のマッキントッシュ。デジタル化に迅速に対応するために、一気にIT化を推し進める。
やがて個々のデスクにパソコンが置かれ始めるなど制作現場に劇的な変化が生まれ、アドブレーンも新しい時代へ。
2002年に新橋オフィスへ移転して、やがて銀座との2拠点体制に。IT時代に対応した制作環境を整え、飛躍へのきっかけをつかんでいく。
記念品:焼酎
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45周年
40周年記念品
懐中時計
50周年記念品
バカラ
51周年記念品
万年筆
日比谷ダイビル
2016 -
日比谷
2016年、アドブレーンは現在の日比谷オフィスに移転。
既存のマスメディアはもちろん、SNSに対応した細やかなアプローチまで、新時代のグラフィックデザインを切り開く挑戦を続けている。
また、近年では課外活動への取り組みも活発化。
「A.P.WORKS」「よりみちコピーライター」「いらすとぶ」など、広告会社として培ってきた「デザインの可能性」をさまざまなベクトルに拡大。
2022年、創立60周年を迎えるアドブレーンは、新たな時代を迎えようとしている。
ゆめ ひとめぐり。
60th ADBRAIN
たくさんの人とめぐりあい 紡いできた
夢いっぱい あっという間の60年。
人が生まれた年の干支に還るように。
時計の針がてっぺんに戻って来るように。
60という数字は 連続する時間のひと区切り。
晴れた日 曇った日 泣き笑いの歳月の中で
頼れる仲間たちと切磋琢磨しながら
クリエーティブ能力を高め 成長を続けてきました。
これからも 新たな広告表現を追い求めて
アドブレーンは時を刻んでいきます。
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